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01アニメーターの仕事とは
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02アニメーターの年収はどのくらい?
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03アニメーターになるには
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04アニメーターになるために必要な資格は?
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05アニメーターの将来性
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06アニメーターに向いているのはどんな人?
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07アニメーターになるにはこの学科!
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08アニメーターに関連する仕事
アニメーターの仕事とは
ただ絵を描くだけじゃない!動きを魅せる表現者
アニメーション作品を作る上で絶対必要なのがアニメーターという仕事です。キャラクターのイラストを数多く描き、静止画を連続させることで、体の動きや表情の変化などを表し、動きのある映像を創造します。
多くの商業作品の場合、アニメーターは2つの担当に分かれます。
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原画:アニメーションの動きのキーポイントとなる重要な絵を描く仕事です。
例えば顔を右から左に動かすアニメの場合、右向き・正面・左向きの絵を担当します。
(場合によってはさらに細かく描くこともあります。) -
動画:原画と原画の間を埋める絵を描く仕事です。
自然な動きとなるように、右向きと正面を向いた顔の間を少しずつずらした絵を描きます。新人アニメーターはまず動画を担当することが多いです。
アニメーターは単に絵を描くだけでなく、動きの原理を理解し、自然で魅力的なアニメーションを創造する重要な役割を担っています。
アニメーターの年収はどのくらい?
改善はされているけれど、まだまだ厳しい
厚生労働省の統計データによると、アニメーターの平均年収は約442万円※です。しかし、収入は経験年数やスキル、働き方によって大きく異なります。
現在は正規雇用で他業種と同等水準の給与を設定している制作会社も徐々に増えていますが、いまだにフリーランス形態で制作会社に所属し、業務委託という形でのアニメーターも多いです。その場合は出来高払いとなり、多くの枚数を描かなければまとまった収入にはなりません。
そのためアニメーターの年収のボリュームゾーンは290〜550万円と幅広くなっています。
経験を積み、スキルを磨いたり、原画や作画担当などポジションが上がれば収入も上がっていきます。
※職業情報提供サイト(job tag)
アニメーターになるには
基礎をしっかりと身につけるなら専門学校!
アニメーターになるためには主に3つの方法があります。
- 独学:参考書などを元にアニメーション制作の技術を独学で覚え、個人で作品制作しながらスキルを向上させる。
- 制作会社の養成所など:アニメ制作会社やゲーム会社が独自に開設している養成所などに入所し、スキルを身につける。入学の際に実技試験やポートフォリオが必要な場合が多い。
- 専門学校や大学:プロを経験した講師から基礎〜実践レベルまでのスキルを直接学べる。
この中でもおすすめなのはやはり専門学校や大学といった教育機関で学ぶことです。制作会社の養成所など、この会社のアニメーターになりたい!!といった強い希望がある人はそちらがおすすめですが、一定のスキルがなければまず入学することができません。
一方、専門学校の場合は書類審査や面接のみで入学できる場合が多く、絵を描いたことのない初心者でもアニメーターを目指すことができます。専門学校も多くの場合プロのアニメーターが講師なので、制作会社の養成所と同様の知識やスキルを学ぶことができます。
また、様々な制作会社へ卒業生を輩出しているので、業界とのつながりが強いのも特徴です。特定の制作会社へ就職したい!といった強いこだわりがなければ、むしろアニメーターへの道は数多く広がっています。
アニメーターになるために必要な資格は?
資格よりもスキルが重要
アニメーターになるために特別な資格は必要ありませんが、最近はスキルの証明として『アニメータースキル検定』などの検定も誕生しています。
その他にもCGアニメ制作に役立つCGクリエイター検定や色彩検定などを持っていると、表現力向上に役立つでしょう。
アニメーターの将来性
高まる需要と進む環境改善への動き
動画配信サービスの拡充により、今までのテレビ放送以外での発表の場が増えている日本のアニメ。また日本における映画の興行収入も、TOP10のほとんどがアニメ作品となっており、アニメーターの需要は高まり続けています。
その一方、求められるクオリティは上がっているのに、給与に関してはいまだに低い水準であり、アニメーターを取り巻く環境は改善されているとは言い切れません。
ただ、先ほども述べたように動画配信サービスの登場により、従来の製作委員会方式とは異なったシステムによるアニメ制作も増えています。従来の製作委員会方式では、アニメ制作会社によるグッズなどの販売ができないため、制作費以外の収益が見込めません。その反面、動画配信サービス主体のアニメ制作の場合、元々の制作費が高額であったり、グッズ販売などのロイヤリティ収入があるので、アニメーターにも還元されやすくなっています。
アニメ業界自体も、アニメーターへの待遇改善を求める声が高まっており、よりよい待遇や報酬を受け取れる環境に向かっています。
アニメーターに向いているのはどんな人?
アニメへの情熱と継続力が重要!
アニメーターに向いているのは、大前提として絵を描くことが好きで、アニメが好きという人です。絵が上手く描けるに越したことはありませんが、アニメーターに必要なスキルは専門学校で学べば身につけられます。大好きという気持ちがまず重要です。
その上で、長時間、大量に絵を描き続ける必要がある仕事のため、体力や忍耐力が必要となります。
また、静止画をアニメーションとして成立させるため、人や物の動きを注目して観察する必要があります。観察力や「これの動きを表現するにはどう描けばいいかな?」といった想像力もあればなお良いでしょう。
アニメーターになるにはこの学科!
求人社数約600社!数多くの卒業生を輩出し、業界で活躍しているから、アニメ業界とのパイプが強い東京クールジャパン・アカデミーのアニメ総合学科。
授業の9割以上が実習。だから卒業後に即戦力として活躍できるスキルをしっかり身につけるのはもちろん、共同作業であるアニメ制作に必要なチームワーク力などもグループワークでしっかりと養います。
また独自のポートフォリオ展示会(P展)により、アニメーターの就職活動に必要不可欠なポートフォリオのクオリティーも向上させ、就職に対する意識を高めます。
アニメーターに関連する仕事
- アニメ監督
- 制作進行
- アニメ演出
- 仕上げ
- 撮影
- 背景美術
まとめ
アニメーターになるためには、独学、専門学校など様々な方法がありますが、専門学校で基礎からしっかりと学ぶことが最も効率的な方法です。東京クールジャパン・アカデミーのアニメ総合学科では、実践的なカリキュラムと業界との連携により、アニメーターとしての基礎を固めることができます。
絵を描くことが好きで、魅力的なアニメーションを創造したい人は、ぜひアニメーターを目指してみてください。